第18番札所

伝授院

十一面観世音菩薩

「当院開基弘治弐年丙辰天神棟札ニ書付写之 良円」とあるので、元の伝授院の開基は弘治弐年で今から430有余年前、織田信長の所へ木下藤吉郎が仕えた頃です。開基より数10年間は記録がないので開基は誰か不明です。

当時は神仏混合で借宿の御朱印寺でありましたので、伝授院は別当で社宮はそれに属していました。

その後何回かの災害等にあい、そのたび信徒は現在地に堂宇を建立せるも、明治28年の大旋風(竜巻)で吹潰され、その後寺を維持していくことが困難となりました。

そのため明治末ごろ、檀家一同の衆議の結果、本寺の萬蔵院に合併しました。現在ある堂はその後の再建です。本尊開帳は十一面観世音菩薩です。

ワンポイントアピール

萬蔵院さんの御指導のもと借宿地区が協賛し、十善戒の石碑を建立

ご詠歌

をしむこそ をしまぬかりの やどなれば

ただまるかれと をもふよのなか

アクセスマップ

〒306-0657 茨城県坂東市借宿110-2